かわいい子たちのテレビや舞台、お仕事の感想を中心に。
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「脳男」(ネタばれありまくりです)
 感想上げますが、公開直後のネタばれなので隠しつつ。ご注意下さい。
 斗真の映画で初めて、最初の情報から「これは見なきゃ!」と思ったのが今回の「脳男」でした。
 単純に「設定楽しそう」と思ったし、予告の斗真は本当にきれいだった。本編を見ても、斗真はきれいだった。

 だから公開してすぐ観た。珍しいくらいフットワーク軽かった。満席だった。

 まず、観終った直後の感想は、
「斗真は、こんなところまで来てしまったのだなあ…」
 でした。
 愛ラブBIGや8時だJでわちゃわちゃやってた斗真が脳内を駆けめぐったり…(笑)。

 観終った瞬間は斗真についてそんなことを思い、それから、エンディングのキングクリムゾンの効果もあって、ああ楽しかったなーという気持ちになりました。ラストからエンディングはよかった。よかったというか、曲が楽しいからな。
 そして、斗真は確かに美しかった。
 こういう斗真見れて嬉しいよー、と私たちが思う斗真だった気がする。

 PG-12だけどまあ平気だろう、となぜかまったく予備情報も入れずに観に行ったら、冒頭の描写からいきなりだめで姉妹揃って貧血起こした。映画館の椅子の中でうずくまったり、身体を横たえたり、アクロバティックに回復を期した。脂汗だらっだらかきながら。
 外に出るのはいやだったので、根性で回復さした。だから最後まで一応、座ってました。
 そんな次第でちゃんと目にしていない場面が多々あるのですが、もう二度と観られん…多分…。

 それくらい、だめだったー。猟奇というか残虐描写なくても描けた映画だったと思うので、そのあたりは、かなり納得いってない。
 とりあえず納得いってないとこはいっぱいあるんだけど。
 納得いってないとこ挙げます。

 いちばんだめだなーと思ったのは、どれほど天才か知らんけど女子が二人だけで企てた犯行というのが単純にあり得なかったこと。
 壮大なスケールで描く、というとすぐ犯罪の規模をでかくしちゃうの。ちょっとした検証さえしてないだろう単純さで、とにかくでかい爆破。とにかくたくさん死ぬ。犯人特定出来ない。警察無能。悪い癖です。
 どうせみんな死ぬんだろ、と気持ちが萎えるし、だんだんどうでもよくなってくる。
 あと緑川と相棒の二人の女キャラが本当に私の地雷踏みまくりキャラで。
 あの、ありきたりな(としかいいようがない)キレっぷりが、大嫌いなのですよ。ああいうサイコパスやテロリストが登場すると、私は観客として「舐められてんだなー」という気分になる。不快感だけで、怖くもなんともない、憎悪も出来ないキャラクター。
 二人がレズってのは、個人的にはありだったけど。

 あの緑川のサイコっぷりのせいなのか、鈴木一郎の肝心の「正義」というものも際立ってなかった。

 脳男は、映画の中でもうちょっと誰かを助けてもよかったのではないのかな。
 無感情で正義を貫く、というなら、一般市民や警察をなるべく傷つけないよう注意しながら緑川だけを狙う、とかいう動きを見せてもよかったと思う。
 ひたすら殺すだけだと、「正義」の殺戮者かどうかは、実際のとこよくわからない。

 あと、観る前からこれはだめだろうなーと思っていたのが、松雪演じる精神科医。
 想像した通りの言動で、最後まで想像した通りのだめさだった。
 松雪がちょっと困り顔の美人というのもよくない。もっと無表情の女優がよかった。おかげで感情任せで揺れ揺れで、プロの仕事には見えなかった。

 それから、すっごく苦労したらしい、メインの一つである、江口とのアクションシーンが、まるっと不要だと思ってしまった。
 あそこ茶屋刑事がよけいなことせんかったら、あの喧嘩がなかったら、脳男はもっとすばやく、無傷で緑川と対面出来たわけで、その方が観てるこっちの気持ちだってもうちょっと上がったと思うんですよ。
 全体を通して、茶屋刑事は邪魔しかしてなかった。彼の葛藤は、こちらとしては既視感だらけで、まったく予想の範囲を超えないので、そういうのいいから、めんどくさいから早よ、となにか、苛立ってしまうものがありました…。

 病院のあちらこちら、どこが爆発するか特定出来ないわけだから、とりあえず生きてる人間は、何が何でも全員で病院外に退避しとくべき事態でしょう。それか入院患者を助けるためにか。
 それを、こっちだあっちだと爆弾探して闇雲に走り回って、集団自殺か、と。
 なんか医者と看護師(民間人)も一緒になって爆弾探してるっぽかったし。
 あれを見た警察はちょっとは怒った方がいい、とか思った。

 最後脳男がターミネーターみたいになってたけど、車にはねられても立ち上がる、っていうんじゃなくて、なんか、緑川の意図を読みながら猛スピードの車を踏み越えて近づくような身体能力とか知能とかの高さなりを見せて「よっ! 脳男!」という花道となってもいい場面だと思ったのに。
 そんで緑川をちゃんと、脳男が殺して欲しかった。

 松雪がいらんこと「もう殺さないでぇ!」って叫んだとき、あー始まった! もうそういう段階じゃねえんだよ! 空気読めよ! と、正直腹が立ってしまった。

 この手のタイプのヒーロー的存在に求められるのは、やられても傷だらけでも頑張る姿じゃなくて、もうちょっと痛快な「無双」っぷりだと個人的には思うので、作り手が緑川に気をとられちゃったのかな、肝心のクライマックスで脳男が普通の人になってしまってたと思う。
 ダークヒーローだと謳うのならば「これ以上人を殺さないで。あなたは人間なのよ」みたいな、わかりきった(もっと悪く云えば、安っぽい)場所にクライマックスを落とし込んで欲しくなかったです。

 最後の、松雪の患者の話は私は好きだったけど。さもありなん、という意味で。
 ただ衝撃のラスト、って謳い文句はない方がよかった。面白いエピソードだと思ったのに、あれがあると「それほど衝撃ではないよ」って思っちゃうから。

 こんなふうに書くと「だめだめだったんじゃん」と思われてしまうのでしょうが。
 でも脚本は正直、ダメだったと思う。
 むしろ脚本だけがダメだった、と思うような。
 原作知らないからどのエピソードが原作通りで、どこがオリジナル、とかわかりませんが。

 斗真がすっごくきれいでかっこよかったので、それがすっごい嬉しかったから、私個人は、よかったなー、とも思うんですが、もっと面白く…というか、本当の意味での衝撃作にする方法はあったような気がします。

 でもこの映画がヒットして、感想も「すごい!」っていうのが多数だったら、やっぱり私がズレている、ということなので、そっと黙ります。
 ま、そんな感じで…。

 斗真には、歯の浮くようなラブストーリーでなく、かつ暴力描写もない、その上で面白い映画に出て欲しい…というむちゃくちゃ個人的な願望を書いて終わりにします…。

 あ、中盤の過去エピソード、軽く失神状態だったらしく見れてないのです…。
 妹に教えてもらったくらい。なのでその程度にしか見てないやつがこんな感想書いてごめんなさい。
 つらい…。
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